イライラする|こうの心療クリニック|西明石駅の心療内科・精神科

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イライラする

イライラする

誰でも人間関係や仕事上の問題、家庭の問題などでストレスを感じると、心理面、身体面、行動面で変化が生じます。
このような変化をストレス反応と呼びます。ストレスに対する反応が強く、ご本人の日常生活が大きく損なわれる場合には、ストレス関連障害として医療の対象となることがあります。
理由もなくイライラしたり、怒りっぽくなる症状が目立つ場合は、適応障害、全般性不安障害、うつ病、躁うつ病(双極性障害)などの病気が考えられます。

日常生活に支障がでるような症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来ごとなどを伺います。その上で、疾患がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行っていきます。

適応障害

適応障害の主な症状として挙げられるものは、「イライラする」「ストレスを感じる」「不安が強い」などの症状です。
悪化してくると日常生活にも影響してきます。ストレス因子に対する反応であり、症状はストレスが生じてから3ヶ月以内に出現し、情緒面や行動面で多彩な症状がみられます。
うつ病と似たような気分の落ち込みが認められますが、因果関係のはっきりしているストレスがあり、その原因が解決すると症状は次第に改善する点が異なります。
ストレス因子が持続する場合には症状が長引くこともあります。

適応障害の治療

適応障害はストレスに対する反応として生じた障害です。治療としては、ストレスを取り除くまたはストレスから遠ざかることが大切です。例えば、職場のストレスによる場合は、休職をして職場環境から一度離れる、友人関係や恋愛関係がうまくいかない場合には、うまくいかない人との距離を取るなどがこれにあたります。

しかしながらストレス因子から簡単には離れられない、自分の意志ではストレス環境を変えられない場合は、本人がその環境に合わせて行動や意識を変えて適応する力、ストレス対処能力を高める方法があります。
その場合は、ご本人が抱えているストレスやそれによって引き起こされる症状について整理して解決方法を見出したり、ストレスの捉え方を修正したり対応の仕方を変えて気分のコントールを図る方法が勧められます。不安、不眠、抑うつなどの症状を治療するための薬物療法もあります。

全般性不安障害

あまり聞き慣れない病名ですが、米国では生涯有病率が5%、つまり約20人に1人が一生のうちに一度以上この病気にかかっているという、思いのほか多い病気です。
誰もが感じる正常な不安は、はっきりした理由があって、その間だけ続きます。
しかし、全般性不安障害の場合、特殊な状況に限定されない、理由の定まらない不安が長時間続き、ついには日常生活にも支障をきたすようになります。

不安障害のなかでは一般的で発症は10代半ばが多いですが、精神科にはかなりの時を経て受診するケースが多いです。原因はわかっていませんが、遺伝的要因や神経質な性格、現在のストレス状態や自律神経の障害などが発症の原因だと言われています。

全般性不安障害の治療

全般性不安障害には、精神療法と薬物療法があります。
精神療法、薬物療法、両方を行うことが、効果的であると言われています。
薬物療法には、主に抗不安薬が使用されます。

依存症(アルコール・薬物・ギャンブル)

アルコール依存症では、強い飲酒欲求により日常生活が制御困難となり、時には問題行動が出るにもかかわらず、多量の飲酒を続け、飲酒量が増えていき、飲酒をしないと離脱症状が生じます。
断酒が最優先ですが、最初から断酒を覚悟できない患者さんも多く見られます。最近では、節酒から試みていく治療も推奨されるようになりました。
断酒や節酒をするにあたっては、離脱症状の予防にも努める必要があります。状態に応じて睡眠薬や安定剤を使用します。
また、アルコールの多飲によってビタミンなどの栄養素が消費され、ビタミンが欠乏していることが時々みられます。

そのような栄養素の欠乏によって様々な身体症状が見られることがあり、状態によってはビタミン剤を併用します。
断酒が成功した後もアルコール依存症の再発リスクは高く、予防を考えていくことが重要となります。当院ではアルコール依存症の専門的な治療を行うことができませんので、必要な方には専門の病院を紹介させていただきます。