不安な気持ちになる|こうの心療クリニック|西明石駅の心療内科・精神科

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不安な気持ちになる

不安な気持ちになる

人が生きていく上で、ほどほどの不安を感じることは、自分を守るためにとても大切です。しかし、その不安がいき過ぎてしまうと、日常生活に支障をきたすようになります。
いき過ぎた不安を感じるようになった状態を「不安障害」と呼びます。不安障害には、前触れもなく、突然、動悸や息苦しさの症状が現れるパニック発作を主症状とするパニック障害、さまざまな出来ごと、活動に対して不安を過剰に持つ全般性不安障害などがあります。不安はうつ病や適応障害など他の障害でもしばしば認められる症状です。
また、不安障害のタイプによってよっても治療法が異なるため、他の精神障害との鑑別と不安障害のタイプの診断が求められます。

不安障害の種類

パニック障害

不安障害のなかでも代表的なのが「パニック障害」です。
突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
最初に発作が起きる原因には、過労やストレスなどが関係していると考えられています。その後、再発することへの強い不安(予期不安)によって発作が起こる場合もあります。

全般性不安障害

あまり聞き慣れない病名ですが、米国では生涯有病率が5%、つまり約20人に1人が一生のうちに一度以上この病気にかかっているという、思いのほか多い病気です。誰もが感じる正常な不安ははっきりした理由があってその間だけ続きます。しかし、全般性不安障害の場合、特殊な状況に限定されない、理由の定まらない不安が長時間続き、ついには日常生活にも支障をきたすようになります。

不安障害のなかでは一般的で発症は10代半ばが多いですが、精神科にはかなりの時を経て受診するケースが多いです。原因はわかっていませんが、遺伝的要因や神経質な性格、現在のストレス状態や自律神経の障害などが発症の要因だと言われています。

不安障害の原因

人間が生きるための基本的な機能である不安が日常生活に支障をきたすほど強くなり不安障害にどうして発展するかは完全には分かっていません。
ただし、不安障害は、重要な人間関係の破綻や生命を脅かす災害への遭遇などのストレスが引き金になって生じることが知られています。
また、精神的な気質、身体的な状態、不安障害の家族歴などの要因が関わっている可能性があります。

不安障害の治療

不安障害には、精神療法と薬物療法があります。
精神療法と薬物療法、両方を併用することで効果的な治療ができます。
薬物療法には、主に抗不安薬が使用されますが、場合によっては抗うつ薬も使用します。